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【旅行・観光】ベルギー アントワープ 「ノートルダム大聖堂」観光体験記|場所・アクセス方法

「ノートルダム大聖堂」観光体験記

ノートルダム大聖堂」観光体験記

こんにちは、ベルギー在住の管理人です。

今回はベルギーのアントワープにあるノートルダム大聖堂に行ってきました。

ノートルダム大聖堂は、ベルギーにある数多くの美しいゴシック様式の建築物の一つであり、ベルギーを訪れた際には必見の観光スポットです。ベルギーの中でもノートルダム大聖堂は特に有名です。この大聖堂には「フランダースの犬」という有名な小説との関係があります。

この記事では、ノートルダム大聖堂の歴史や建築、見どころやおすすめポイント、アクセス方法、周辺の観光スポットなど、詳しい情報をお届けします。

 

1.ノートルダム大聖堂の概要

 

ノートルダム大聖堂は、アントワープ市内中心部のグローテ・マルクト広場に位置しています。大聖堂の歴史は古く、14世紀に最初の建物が建てられました。その後、16世紀に拡張され、18世紀には改装が行われました。ノートルダム大聖堂は、地元住民たちや観光客たちから愛され、多くの人々にとってアントワープの象徴的な存在となっています。

1.1. ノートルダム大聖堂と「フランダースの犬」の関係について

ベルギーには多くの有名な観光スポットがありますが、その中でもノートルダム大聖堂は特に有名です。この大聖堂には「フランダースの犬」という有名な小説との関係があります。(ご存じの方も多いと思います。)

 

フランダースの犬は、ベルギーの文学作品であり、日本でも多くの人々に知られています。物語は16世紀、スペイン占領下のフランドル地方を舞台に、ブランデルス家のもとで生まれ育った少年・ネロと、その飼い犬・パトラッシュが繰り広げる感動的な物語です。

↓実際のネロとパトラッシュを見てきました。アニメで知っているものとはちょっと違ったイメージです。

物語のラストシーンでは、主人公ネロとパトラッシュが、ルーベンスの絵画「キリスト降架」を見ている場面が描かれています。この絵画は、アントワープノートルダム大聖堂にあるものであり、フランダースの犬と深い関わりがあります。

「キリスト降架」は、17世紀初頭にルーベンスによって制作された絵画で、巨大なサイズと迫力ある構図が特徴です。

 

物語の中で、ネロは最期にこの絵画を見て、天国へ旅立ちます。

「キリスト降架」は、ノートルダム大聖堂の南側のトランセプトにあるカペルで展示されています。この絵画は、大きさが約4m x 5mもあり、ルーベンスの代表作の一つとされています。観光客が訪れるノートルダム大聖堂では、この感動的な絵画を見ることができます。

 

2.ノートルダム大聖堂への場所・アクセス方法

2.1.ノートルダム大聖堂の場所

ノートルダム大聖堂は、ベルギーのアントワープ市内にあります。

正確には、アントワープ駅から西に1.5km、徒歩20分程度です。

住所は Groenplaats 21, 2000 Antwerpen, Belgium です。

 

また、市内のバス・トラムの多くの路線がこの周辺を通過しており、最寄りのバス停やトラム停留所からも徒歩圏内にあります。

大聖堂周辺は観光客で賑わっていますので、駐車場や公共交通機関の混雑にも注意が必要です。

 

2.2. アクセス方法

【車でのアクセス】

車でのアクセス方法は、高速道路(ベルギー国内の高速道路無料)を利用することが一般的です。

ブリュッセルから北方向に約45km、約1時間のドライブで到着できます。

ベルギー内ではレンタカーを借りると様々な場所に行けますし、公共交通機関を使うよりも時間短縮出来ることも多いので、海外で運転に慣れている方はレンタカーを借りるのも良いでしょう。

ただし、アントワープ市内の道路は非常に混雑することがありますので、時間帯によっては渋滞に巻き込まれる可能性もあるため、余裕をもって出発することをおすすめします。また、市内の駐車場も有料であることがほとんどですので、事前に調べておくことをおすすめします。

【鉄道でのアクセス】

ブリュッセル中央駅からアントワープ中央駅まで約45分~60分の直通列車が運行されています。

運賃は片道で約10ユーロ/人程度。(時間帯や、事前予約することで安くなります。)

アントワープ中央駅からは、市内電車(トラム)やバスを利用してノートルダム大聖堂まで行くことができますし、もちろん徒歩でも可能です。

徒歩でも近いですし、アントワープ駅を降りてから大聖堂までの街の雰囲気もとても楽しいので可能であれば徒歩お勧めします。

 

3.ノートルダム大聖堂の歴史と建築について解説

 

ノートルダム大聖堂外観

ノートルダム大聖堂外観

ノートルダム大聖堂は、14世紀から16世紀にかけて建てられた、ゴシック様式の建築物です。当時のアントワープフランドル地方の中心都市として栄え、商業や文化の発展に伴い、ノートルダム大聖堂の建設も進められました。

大聖堂の建設は1352年に始まり、建設中に何度かの工事中断や変更がありましたが、ようやく1521年に完成しました。大聖堂は当時のアントワープ市民の力強い意志と尽力によって完成したとされています。

ノートルダム大聖堂の外観は、ゴシック様式の特徴をよく表しています。両側にそびえ立つ2本の塔は高さ123メートルで、アントワープ市内で最も高い建造物としても知られています。また、塔の上部には大小様々な像が飾られ、重厚感と荘厳さを感じさせます。

ノートルダム大聖堂は、長方形の教会堂と2つの塔、そして十字架型のプランに基づく身廊と東側の翼廊を持ちます。その美しい外観は、石造りの緻密な装飾や窓の彫刻、彩色ガラス窓など、細部にわたって神聖なイメージが凝縮されています。

4.ノートルダム大聖堂の観光記録

ノートルダム大聖堂の内部

ノートルダム大聖堂の内部

中に入ると天井が高く、優美なアーチの柱。ステンドグラスが煌びやかです。

奥へ進んでいくと中央の祭壇がありました。

ノートルダム大聖堂の祭壇

ノートルダム大聖堂の祭壇

大聖堂の中央にある祭壇をご覧ください。祭壇は金箔で覆われており、真っ白な大理石の彫刻が施されています。さらに、壮大なステンドグラスや、美しく装飾された天井など、見どころが満載です。

ノートルダム大聖堂内部

ノートルダム大聖堂内部

 

4.1.ルーベンスの絵画

こちらの大聖堂ではフランダースの犬の主人公ネロがずっと見たかったルーベンスの絵画「キリスト昇架」「キリスト降架」の2つの絵画も見ることが出来ます。

ルーベンス「キリスト昇架」

ルーベンス「キリスト昇架」

ルーベンス「キリスト降下」

ルーベンス「キリスト降架」

実際に見てみるとかなりのサイズ感で迫力に圧倒されます。

 

その他にも、大聖堂内には多くの宝物が展示されています。その中でも、14世紀の聖職者の衣装や、15世紀に作られた美しい祭壇画などは必見です。

 

4.2.360度カメラで建物内部の様子をお伝え

実際に建物内部に入ってみて360度カメラで内部を撮影してきました。

建物の天井や周りの装飾な動画見えるのでより様子が伝わるのではないでしょうか。

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

 

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA

 

 

5.開館時間・入館料金

5.1.開館時間

公式サイトによると

Opening hours

Weekdays: 10 am - 5 pm

Saturday: 10 am - 3 pm

Sunday: 1 pm - 5 pm

・平日:10時~17時

・土曜:10時~15時

・日曜:13時~17時

となっています。ただし、公式サイトには注意書きとして日によって

開館時間が短い時もあります。

公式サイト:visit | De Kathedraal

(2023/5月時点の情報です。正確には公式サイトを確認ください。)

 

5.2.入館料金

公式サイトによると

・大人一人あたり:12ユーロ

・20人以上のグループ、障害者、学生、60歳以上の方:10ユーロ

となっていました。こちらも公式サイトで確認ください。

 

6.まとめ

今回はアントワープにあるノートルダム大聖堂を詳しく解説しました。この大聖堂はヨーロッパのゴシック様式の建築物として非常に有名で、中でも美しいステンドグラスや祭壇画、そして迫力あるオルガン演奏は必見です。また、アントワープの街並みとも調和した美しさを持っています。

 

中に入ってみると、大聖堂の美しさに圧倒されることでしょう。特に、ステンドグラスは、日差しを浴びたときの色彩の美しさが素晴らしいです。また、大聖堂内部には、宗教的な雰囲気が漂い、心が洗われるような気持ちになります。

ノートルダム大聖堂は、ベルギーのアントワープを訪れた際にはぜひ訪れたい観光スポットの一つです。

ぜひベルギー旅行に来たときはアントワープノートルダム大聖堂に立ち寄ってみてください。